MySQLとPostgreSQLを比較

    MySQLとPostgreSQLは、どちらも世界的に普及しているオープンソースのRDBMSです。 グローバルではPostgreSQLよりもMySQLのほうが人気がありますが、日本ではPostgreSQLのほうが早く普及しました。現在では日本でもMySQLも普及しています。 PostgreSQLは、業務システムのRDBMSといての利用が多いようです。最近ではOracleからの移行先として注目を集めています。 MySQLは、WebシステムのRDBMSとしての利用が多いようです。

    概要

    MySQL(マイエスキューエル)とは、高速性と堅牢性を追及したマルチユーザ・マルチスレッドのオープンソースリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。世界中で最もよく利用されており、Oracle社が開発を行っています。

    基本説明

    MySQLは、オープンソースのデータベースとして「高速処理性能」や「安定性」に定評があります。

    数多くのバージョンアップが繰り返され、各種機能強化や機能追加が行われ、現在では商用製品と比較しても遜色のないデータベース製品となっています。

    マルチユーザー、マルチスレッド、レプリケーション、トランザクション管理など高度な機能が実装されています。

    多くのプラットフォームに対応し、JavaやPHPのようなプログラム言語からも簡単にアクセスが可能です。

    特に、WEBサービスに対して威力を発揮できる点が、注目を集め利用され続けてきている理由となっています。

    主要開発元

    MySQLはオープンソースですが、オラクル社によって開発やソースコード管理が行われています。

    MySQLは有償版(「MySQL Standard Edition」など)と、無償版「MySQL Community Server」の2種類が提供されています。

    市場シェア

    MySQLの世界での市場シェアは、PostgreSQLなどの他のオープンソースデータベースを圧倒しています。

    日本市場では、MySQLの文字コードサポートが不十分だったという問題などもあり、当初は伸び悩みましたが、文字コード問題も解消され、近年ではPostgreSQLに匹敵し、上回ってくるまでにシェアを広げています。

    ユースケース

    MySQLは、レンタルサーバのデータベースとしてよく利用されています。

    また、Google、Facebook、YouTube、Yahooのような世界的Webサービス企業にも多くの導入実績があります。

    オフィシャルサイト情報

    ■オフィシャルサイト

    →mysql.com

    ■ライセンス情報

    MySQLのライセンスは「GNU General Public License」です。

    詳細について、こちらを参照ください。
    →oracle.com →Oracle Technology Network →Database  →MySQL

    ■ダウンロード

    →MySQL →MySQL Community Downloads

    同様製品

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    オープンソース製品:「PostgreSQL」「MariaDB」など。


    「PostgreSQL」基本情報

    ■概要

    PostgreSQL(ポストグレエスキューエル)とは、商用製品と同等の機能/性能を誇る、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。

    ■名称と読み方

    「PostgreSQL」という名称は、さまざまなRDBMS製品の基にもなった「Ingres」の後継を意味する「Post-Ingres」に由来しています。

    読み方としては、略称で「ポスグレ」と表現すれば「PostgreSQL」のことを指します。

    ■基本説明

    PostgreSQLは、商用製品と比較しても同等の機能/信頼性を有していて、MySQLと並び人気が高いオープンソースデータベースです。RDBMSにオブジェクト指向概念を導入した「ORDBMS」の代表的な製品です。

    商用製品「Oracle」と機能が近いこともあり、主に企業情報システムのデータベースなどとして採用されています。JSONデータ型にも対応したことにより、Webシステムなどにも適用範囲を広げています。多機能であるという特徴に加え、スケーラビリティーも向上し、大規模システムへの採用も増えています。

    ■経緯

    PostgreSQLは、世界中のコミュニティメンバーによる積極的な開発によりバージョンアップを繰り返す中で、多くの機能追加が行われてきました。

    バージョン6.3から日本語に対応し、日本でもさまざまな規模のシステムで幅広く使われてきています。

    ■オフィシャルサイト情報

    オフィシャルサイト

    →PostgreSQL(PostgreSQL: The world's most advanced open source database)

    ライセンス情報

    PostgreSQLのライセンスは「PostgreSQL License」です。

    詳細について、こちらを参照ください。
    →PostgreSQL →License

    ダウンロード

    →PostgreSQL →Downloads

    ■同様製品

    同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

    オープンソース製品:「MySQL」など。

    「PostgreSQL」の主な特徴

    ■スケーラビリティと柔軟性

    PostgreSQLのスケーラビリティ能力により、組み込みアプリケーションから大規模システムまで幅広く対応できます。

    ■高機能

    PostgreSQLは、トランザクション、サブクエリ、トリガなど大規模商用データベースシステムの持つほとんどの機能を搭載しています。また、ユーザ定義型、継承など、他の製品では、あまり見かけない機能も持ち合わせています。

    ■大規模システム向けの機能拡張

    PostgreSQLには、テーブルスペース、テーブルパーティショニングなどの大規模システム向けの機能拡張が実装されています。

    また、専用ミドルウェアである「pgpool-II」を活用することで負荷分散も可能となります。

    ■マルチプラットフォーム

    PostgreSQLは、UNIX系環境以外でも、Linux、Windows、MacOSXなどの多くのプラットフォームをサポートしています。開発も活発に行われており、マルチコアサポートなど多様なアーキテクチャに対応しています。

    ■マルチバイトコード対応

    日本語その他のマルチバイトコードに対応しています。LIKEや正規表現によるマルチバイト検索もサポートしています。

    「JIS X 0213(JIS2004)」にいち早く対応することにより、完全な日本語環境を提供しています。

    ■万全なサポート

    PostgreSQLはサポート企業により、ハイレベルなオフィシャルサポートが提供されています。

    ■管理機能

    PostgreSQL専用、もしくは、各種データベース汎用のデータベース接続クライアントで管理できます。「psql」、「pgAdmin」、「phpPgAdmin」など豊富に揃っています。

    ■並列実行性能に重点

    CPU数が増えた場合のスケーラビリティが高く、接続数が増えても性能が維持されます。追記型データ構造も並列実行性能を高めることに寄与しています。

    ■PostgreSQLのクラスタ化

    PostgreSQLは、レプリケーションなどのクラスタシステムはデータベース本体には含まれていません。

    クラスタ化を実現するためには、クラスタ用ソフトをアドオンする必要があります。代表的なものとして、「pgpool-II」などがあります。

    PostgreSQLの導入事例

    近年、企業システムへのオープンソースソフトウェア活用の流れを受け、商用システムを押しのけて採用される例も増えています。特に、Webシステムのバックエンドデータベースなどを中心として採用が拡大しています。

    中小規模からエンタープライズ規模まで、さまざまな領域で幅広く利用されています。

    導入事例については、こちらのページをご覧ください。

    →SRA OSS,inc.日本支社 PostgreSQL/PowerGres 導入事例

    情報提供協力

    このページは、SRA OSS,inc. 日本支社の協力により作成しました。