オープンソース活用研究所 | Microsoft 製品をはじめとした企業アプリケーションを AWS に移行するには?

Microsoft 製品をはじめとした企業アプリケーションを AWS に移行するには?

オープンソース活用研究所

2017年08月12日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

「Windows アプリケーション」や「SharePoint」といった企業アプリケーションをクラウドに移行したい

企業におけるクラウドサービスの活用は、すでに一般的になってきており、多くの企業がそのメリットを享受しています。

当初は、クラウドサービスの品質やセキュリティについて「不安」と考える企業が多くありましたが、現在では『オンプレミスよりクラウドのほうが品質やセキュリティは安心だ』との見解が定着しました。(当然ながらクラウドベンダーによりますが)

しかし、「Windows アプリケーション」や「SharePoint」といった企業アプリケーションについては、従来通りに、オンプレミスで稼働しているケースが多いのではないでしょうか。

そのようなシステムの担当者は、おそらく、以下のような「課題」と「クラウドに対する期待」を抱いていると思います。

  •  ・事業部門からの要求により「サーバ調達」や「リソース増強」などを行うが、手間と時間がかかっている。クラウドに移行できれば大幅に効率化できる。
  •  ・セキュリティ対策のため、常に最新パッチを適用する必要があり、これが負担になっている。クラウドでは「Windows Server」や「SQL Server」などのパッチ適用は、クラウド側で自動的に更新してくれるのでとても助かる。
  •  ・データセンターや OS などのセキュリティ対策を自社で全部やるのは大変だ。世界中の重要なシステムを管理しているクラウドベンダーに任せたほうが安心ではないか。

「Windows アプリケーション」や「SharePoint」などの Microsoft 製ツールが、AWS でそのまま動く

AWS (Amazon Web Services)は、ご存知の通り、世界シェアトップのクラウドサービスです。直近の市場調査でも「シェア34%」と独走しています。

出所)
https://www.srgresearch.com/articles/leading-cloud-providers-continue-run-away-market

『AWS では Windows アプリケーションや Microsoft 製のツールは動作しないのではないか?』と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはありません。

AWS では OS として「Windows Server」を選択できます。多くのお客様が実際に、以下のような Microsoft 製ツールを AWS 上にデプロイして利用しています。

  •  ・Microsoft Windows Server
  •  ・Microsoft SQL Server
  •  ・Microsoft Active Directory
  •  ・Microsoft Exchange Server
  •  ・Microsoft Dynamics CRM および Dynamics AX、Dynamics ERP
  •  ・Microsoft SharePoint Server
  •  ・Microsoft System Center
  •  ・Skype for Business (旧 Microsoft Lync )
  •  ・Microsoft Project Server
  •  ・Microsoft Visual Studio Team Foundation Server
  •  ・Microsoft BizTalk Server
  •  ・Microsoft リモートデスクトップサービス

さらに、データベースをクラウドサービスとして提供している「Amazon RDS」では、「SQL Server」についても対応しており、「Amazon RDS for SQL Server」として提供されています。

このように、「Windows アプリケーション」や「SharePoint」など、Microsoft 製ツールの AWS 移行は比較的簡単に行えます。

「AWS」を選択する理由

システム担当者は、おそらく、「Windows アプリケーション」や「SharePoint」などの Microsoft 製ツールのクラウド移行であれば、他のクラウドサービスも検討すると思います。

そのような中で「AWS」を選択するとしたら、おそらく以下のような理由となるでしょう。

  •  ・世界シェアトップの安心感
  •  ・先進的な機能をいち早く使える
  •  ・国内パートナーが数百社あり、開発リソースが豊富
  •  ・APIが充実しており、運用管理を自動化しやすい

AWS への移行検討をどのように始めればよいのか?

「Windows アプリケーション」や「Share Point」などの Microsoft 製ツールを AWS に移行するとしたら、どのように検討を始めればよいでしょうか。

これについて、AWS が資料を公開しているため、以下にご紹介します。
https://majisemi.com/e/archives/57

目次

  •  ・要約
  •  ・アプリケーションを更新する理由
  •  ・AWS で Microsoft アプリケーションを実行する理由
  •  ・企業アプリケーション向けの AWS
  •  ・LOB アプリケーションおよびデータベース向けの AWS
  •  ・開発者向けの AWS
  •  ・AWS で実行できる Microsoft アプリケーション
  •  ・使用を開始する方法
  •  ・セキュリティとアクセス
  •  ・コンピューティング: EC2 インスタンスで実行中の Windows Server
  •  ・データベース: Amazon RDS または Amazon EC2 で実行する SQL Server
  •  ・管理サービス: Amazon CloudWatch、AWS CloudTrail、Run Command
  •  ・AWS Marketplace でソリューションを完了する
  •  ・ライセンスに関する考慮事項
  •  ・まとめ


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著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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