オープンソース活用研究所 | エンタープライズWebプラットフォームLIFERAY PORTAL ~LIFERAY PORTALが選ばれる3つの理由

エンタープライズWebプラットフォームLIFERAY PORTAL ~LIFERAY PORTALが選ばれる3つの理由

オープンソース活用研究所

2015年09月02日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

去る2015年07月29日、エンタープライズWebプラットフォームLIFERAY PORTALの開発・提供元である日本ライフレイ株式会社がセミナーを開催しました。

本稿ではセミナーでご紹介した内容の中から、LIFERAY PORTALの紹介のセッションについて、ダイジェストでご紹介します。

講演資料は公開しておりますので、こちらもぜひご参考下さい。

右肩上がりの成長を続けるLiferay

Webシステムを簡単に構築するためのプラットフォーム・LIFERAY PORTALは、もともと米国のある教会用掲示板として開発されました。このソフトウエアのソースコードを公開したことからオープンソースとして発達していきます。2004年にカリフォルニアでLiferay社が設立されたのを皮切りに、拠点は世界各地に広がり、2012年には日本ライフレイ株式会社も設立されました。

利用者はグローバルな規模で増え続け、業種を問わず全米上位500社を含む全世界1,700社の企業で活用されており、国内でも大手企業のポータルサイト構築を中心に導入が進んでいます。2015年現在、LIFERAY PORTALは「世界で最も利用されているオープンソースのWebプラットフォーム」となっています。

Liferayの過去10年の実績を数字で振り返ると、従業員数、ダウンロード数、コミュニティ活動すべてにおいて、右肩上がりの成長を続けていることがわかります。

●企業での導入実績:フォーチュン500(全米上位500社)企業を含む1700社
●累計ダウンロード数:400万ダウンロード
●パートナー企業:世界45カ国以上に160社
●稼働サイト:50万サイト
●コミュニティ会員数:13万人(成長率39%)

IBM 、Microsoft、SAP、Oracleと同等の評価を得ているLiferay

Liferayは、ガートナー社のマジック・クアドラントでも評価を受けています。

ベンダーの相対的な位置づけを図るこの指標で、Liferayは「統合ポータル市場」のリーダーとして、IBM 、Microsoft、SAP、Oracleと同等に位置づけられています。

社内外のあらゆる情報を一元的に表示できるWebシステムの構築ツール

他システムとの連携を得意とするLIFERAY PORTALは、基幹システムをはじめとした社内の情報と、クラウドやSNSなどの社外の情報を、フロントで一元表示できます。

メーカーごとに操作や手順が異なる基幹システムやクラウドサービスとLIFERAY PORTALをコネクトすることで、操作性が一元化され、コストや時間の効率アップを図ることができます。

LIFERAY PORTALには、標準機能に加えて自由度の高いポートレットが装備されている

LIFERAY PORTALは、プラットフォームに搭載されている標準機能と、必要に応じてプラットフォーム上に追加できるポートレットで構成されています。

どちらもユーザビリティが優れているのが特徴です。

なかでも注目すべき標準機能は、「オーディエンス・ターゲティング」です。

アクセス数の多いページを自動表示するエンジンを搭載し、社内のポータルでそれぞれのユーザに特化した最適な情報だけを表示するユーザビリティに特化した仕組みです。

さらに、エンドユーザが求める機能は、ポートレット(機能部品≒ガジェット、プラグイン)として用意されており、Liferayから提供するもの以外にもサードパーティーからも数多く提供されています。企業はニーズに応じて自社のプラットフォームに追加することができます。

ポートレット主体のLIFERAY PORTALの開発では、開発期間を短縮しシンプルなシステム構成を実現

ポートレットによって、開発時に次のようなメリットを享受できます。

●開発期間の短縮
LIFERAY PORTALのページ作成はドロップ&ドラッグで簡単に行えますので、LIFERAY PORTALの開発の主体はポートレットになります。ページ作成とは異なり、ポートレットは並行開発が可能ですので、開発期間を大幅に短縮できます。

●シンプルなシステム構成
開発が進むにしたがって要件が追加されるような場合も、ポートレットは有効です。

システムをゼロから構築するスクラッチ開発や、ソースコードがブラックボックスであり結合が密であるオールインワンバッケージでは、新規要件が追加された場合に時間とコストがかかるだけでなく、機能間の連携も難しくなります。LIFERAY PORTALを活用すれば、システムそのものはシンプルなままで、機能の改変や、機能間の連携も容易に実現します。

システムインテグレーター(SIer)や企業の情報システム部門では、LIFERAY PORTALを活用することで、ビジネス上必要な機能をポートレットとして実装することに集中できるため、生産性やメンテナンス容易性を高め、他社と差別化することが可能です。

LIFERAY PORTALが選ばれる3つの理由「13万人のOSSコミュニティ」「クロスプラットフォーム」「ユーザビリティ」

最後にLIFERAY PORTALが選ばれる3つの理由をまとめます。

●13万人が参加するオープンソースコミュニティ
Liferayには、13万人が参加するオープンソースコミュニティが存在します。言い換えると、世界中に13万人の潜在的な開発者がいるとも言えます。

このコミュニティの活用でバグの発見や修正が迅速になるだけでなく、コミュニティ内で生まれたアイデアを、プロダクト化することも可能です。実際に、このコミュニティから生まれたアイデアを元にしたユーザ参加型開発モデルも少なくありません。

●クロスプラットフォーム性がある
LIFERAY PORTALのプラットフォームは、OS、データベース、Webサーバなどの種類を選ばず、どのような環境にもフィットするクロスプラットフォーム性が高く、拡張性、カスタマイズ性、メンテナンス性も優れています。

この柔軟性によって、既に稼働しているシステムの上に容易にLIFERAY PORTALを構築することができるのです。

●ユーザビリティが優れている
直感的操作で、誰でもすぐに使いはじめることができるユーザビリティがあり、短期間でのWebシステム構築を可能にします。

次回は、実際のLIFERAY PORTALの導入や設定について

いかがでしたでしょうか。

次回は、実際のLIFERAY PORTALの導入や設定について、ご紹介します。


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著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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