2015年07月15日
SRA OSS, Inc. 日本支社 マーケティング部 OSS技術グループ グループ長 盛 宣陽 (もり よしはる)
2015 年 2 月 25 日 (水) に、当社主催にて「仮想化、クラウド、運用自動化へ、どのように対応するべきか OSS運用管理ツール(Hinemos、Zabbix)最新動向セミナー 2015春」を開催致しました。 今回は、本イベントにてZabbix Japan 代表 寺島 広大 様にご講演いただいた「Zabbix 3.0の最新動向とクラウド、オンプレミス、リモート拠点の一元監視」についてご紹介致します。
(著者:SRA OSS盛 宣陽)
オープンソースの統合監視ソフトウェアであるZabbix(ザビックス)は、2005年にラトビア共和国のZabbix社で開発されたのがはじまりです。オープンソースとしてソースコードを公開し開発を続けるだけでなく、企業としてZabbixのサポート、コンサルティング、トレーニングも行っています。 2012年にはZabbix Japan社を設立し、国内でもZabbixのサポート、コンサルティング、トレーニングを行っており、近年、国内でもユーザが急増しています。
はじめに、Zabbix の基本的機能についてご紹介します。 Zabbixは、統合監視ソフトウェアという位置づけで開発されましたので、ジョブ、スケジュラー、資産管理などのいわゆる運用管理機能はなく、監視に特化したソフトウェアになります。 主な機能として、データ収集、データの可視化など、次のようなものになります。
-ステータス情報の収集
ネイティブエージェント、SNMP、IPMIを含む様々な方法を利用して収集
-アラート送信
収集したデータを閾値と比較し、様々な方法(メール、スクリプト実行)で障害通知
-データストレージ
収集したデータを長期蓄積、傾向分析に活用
-可視化
Webインターフェイスによるグラフィカル表示
管理分野については、資産情報を保存する機能を付帯していますが、本格的に運用管理として活用する場合は他のソフトウェアと組み合わせてご利用いただくケースが一般的です。
Zabbixの特徴は、次の3点に集約されます。 すなわち「機能が豊富」で「エンタープライズでの実績」がありながら、オープンソースなので「無償で使える」という点になります。
(1)豊富な監視機能があり、マルチプラットフォームに対応している
Zabbixは、今、一般的に使われているシステムであれば、ほぼすべての環境に対応します。 監視ソフトウェアとしては、豊富な機能も特徴です。
(2)オープンソースソフトウェアである
Zabbixはオープンソースのため、すべての機能を無償で公開しています。ライセンス費用なしに、すべての機能を利用できるのです。 監視機能が豊富でありながら、オープンソースならではのカスタマイズ、拡張のしやすさもポイントとなります。 世界各国に常時、数万~数十万の利用ユーザが活用するオープンソースコミュニティがあり、日日刻々と技術が革新しているところも、大きな魅力です。
(3)エンタープライズ環境で実績がある
Zabbixには数万デバイスの監視を行えるスケーラビリティがあり、Zabbix Japanでは、エンタープライズ環境でも安心して使えるよう、導入をはじめとした各種サポート、サービスを提供しています。 国内および海外のユーザー事例として、金融、通信キャリア、航空など、大規模環境における稼働実績があります。
Zabbixによる基本的な監視な仕組みをご紹介します。
エージェントのインストールが可能なサーバはZabbix専用のエージェントを用いて、ネットワーク機器はSNMPを利用してネットワーク越しに監視を行います。データを収集し、CPUが高いといったような異変を感知した際はアラートなどで通知が可能です。エージェントのインストールが難しい機器ではpingなどで死活監視を行うことも可能です。
Zabbix専用エージェントを用いると、CPU、メモリ、ネットワーク、ディスクなどのリソース、プロセス監視などの各種サービス、アプリケーションのログやファイルなどの監視が可能です。 そのほか、SNMP、ハードウェア、Webページ、ミドルウエアのアプリケーションなどの監視も行います。
・Zabbixエージェント
・死活監視/ポート監視
・SNMP v1 / v2 / v3エージェント
・IPMIエージェント (ハードウェア監視)
・JMX (JavaVM)監視
・Web (URL) 監視
・ODBCを利用したRDBMS監視
・Telnet/SSHエージェントレス監視
・スクリプト実行によるカスタム監視
商用製品にも劣らない豊富な機能を備えながら、オープンソースなので企業のニーズに合わせた拡張が容易です。
すべての監視の状態は、OSに依存しないWebブラウザから確認できます。設定もWebブラウザから行い、次のような機能をお使いいただけます。
・ダッシュボード機能
・リアルタイムグラフ機能
・複数データのグラフ
・複数グラフの表示
・ネットワークマップ
Zabbixには、業界にさきがけて2012年頃から提供を開始し、日々アップデートを続ける拡張機能が数多くあります。 なかでも、監視の自動化機能はZabbixの得意とするところです。そのなかから、代表的なものをいくつかご紹介します。
まずは、監視対象を自動検知する機能です。
Zabbixは、セグメント内サーバを自動監視します。 ネットワークのセグメントに自動探索をかけて新しいネットワーク機器を検知すると、それを自動的に監視対象に追加することができます。 あらかじめ設定をしておけば、追加された対象に対応したテンプレートを適用し、自動的に監視を開始することも可能です。追加と同様、存在しなくなった監視対象を自動的に削除することも可能です。
オンプレミスで、ネットワーク機器のセグメントがある程度決まっているような状況下では、この機能によって運用コストを下げることができます。
またZabbixには、エージェントの自動登録という機能もあります。
前提としてあらかじめZabbixの専用エージェントを組み込んでおくことで、Zabbixエージェント起動時に自動的に監視対象の登録と監視を開始します。あらかじめ条件設定を行っておくことで、自動的に監視設定を適用し監視を行うことも可能です。
仮想化環境ではサーバの管理が課題になりがちですが、仮想マシンのイメージにZabbixエージェントをインストールしておけば、イメージを起動した時点で自動的に監視を開始します。
さらに、Zabbixバージョン2.2からは、VMwareのAPIを使って監視を自動化する機能も備わっています。
管理者は、ESXiまたはvCenter のAPIのURLを登録するだけで、ZabbixがゲストVMの自動探索、エージェントレス監視を行います。ESXiごとのグルーピング、クラスタによるグルーピングなども自動的に行います。
台数も多く、起動停止も頻繁で、リソースが急増する仮想化環境では、監視対象の登録を手動で行うには限界があります。そんななかこの機能を使えば、運用管理者は設定するだけで監視を自動化することができます。
現在のZabbixは、1vCenter 経由で監視する台数として「ゲストVM5000~6000台の監視可能」という実績があります。エンタープライズ向け大規模環境でも、充分対応できる台数です。
Zabbixは、デバイスの自動検知も行います。
仮想、物理などの環境やOSを問わず、監視対象のなかにあるCPU、ディスク、ネットワーク、ネットワークポートを自動検知します。 管理者は事前に設定を行うだけで、Zabbixが監視項目、しきい値、グラフ設定などの必要な監視項目を自動的に作成します。 管理者は、ネットワークのインターフェイスに個別に監視項目を登録する手間が不要となります。つまり、監視は基本的に自動化され、異変が起こったときだけデータをさかのぼって確認ができるという、監視のスタイルが実現できます。
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PostgreSQL関連業務、システムコンサルティングなどを経て、数年前よりOSSの監視ソフトウェアを担当。Zabbix においては、Zabbix DB としての PostgreSQL とMySQL のベンチマークなどを実施して Zabbix Conference で講演などを実施。PostgreSQL を Zabbix で監視するテンプレート pg_monz の開発者でもある。
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rsyslog(アールシスログ)とは、オープンソースの高性能ロギングツールです。「syslogプロトコル」を実装し、ネットワーク経由での強力なログ転送処理機能を提供します。「マルチスレッドアーキテクチャ」「高スループット処理」「拡張性」などを特徴としています。
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Bacula(バキュラ)とは、オープンソースのバックアップ&リカバリソリューションです。複数OSが混在する異種ネットワークでのバックアップも可能であるため、エンタープライズレベルの統合的バックアップシステムを構築できます。「高度なストレージ管理機能」や「紛失/破損ファイルの検索および回復機能」などの機能を備えています。
syslog-ngとは、柔軟で拡張性の高いシステムロギングアプリケーションです。「syslog」「非構造化テキスト」「キューイング」「SQL」「NoSQL」などの幅広い入出力メソッドをサポートし、一元化された信頼できるロギングソリューションを構築できます。
collectdとは、システム情報を定期的に収集する小さなデーモンであり、さまざまなシステム値を保存および監視するメカニズムを提供します。数十万のメトリックを処理するための最適化と機能を利用して、システム(アプリケーション)のパフォーマンスメトリックを定期的に収集し、RRDファイルなどのさまざまな方法で値を格納します。
Cacti(カクタイ)とは、ネットワークグラフ作成ツールです。データロギングおよびグラフ作成ツール「RRDTool」のデータストレージおよびグラフ作成機能を活用するフロントエンドとして機能します。「ネットワークトラフィック」「CPU使用率」「空きメモリ量」「ディスク使用率」などをグラフ化できます。
JobScheduler(ジョブスケジューラ)とは、ワークロード自動化ソリューションです。「実行可能ファイル」や「シェルスクリプト」などを起動し、データベースプロシージャなどの自動実行などに使用されます。「高可用性クラスタリング機能」や「ロードシェアリング機能」を利用可能で、エンタープライズレベルにも対応できます。
Polaris(ポラリス)とは、Kubernetesデプロイについて検証および実施するためのオープンソースツールです。クラスタ構成に対してさまざまなチェックを実行して、Kubernetesポッドとコントローラーがベストプラクティスを使用して構成されていることを確認し、将来の問題を回避するために役立ちます。
Chef(シェフ)とは構成管理(プロビジョニング)ツールです。インフラ環境構築を簡単に行うための各種機能が搭載されており、「ユーザー作成」「パッケージインストール」「設定ファイル編集」「システム各種設定」などの展開作業を自動化できます。「物理環境」「仮想環境」「クラウド環境」などの各種インフラ環境をサポートしています。
Spinnaker(スピネーカー)とは、マルチクラウド継続的デリバリープラットフォームです。複数クラウドに対するデプロイやクラスタ管理を実施し、アプリケーションリリースについて高速かつ確実にリリースするためのインテリジェントな継続的デリバリープロセスを自動化できます。
SEC(Simple Event Correlator)とは、高度なイベント処理のためのイベント相関ツールです。「イベントログ監視」「ネットワーク監視」「セキュリティ監視」「不正検出」「イベント相関を含むその他のタスク」などに利用できます。単一プロセスとして実行され、プラットフォームに依存しない軽量ツールとして利用できます。
Embulk(エンバルク)とは、プラグ可能なマルチソースバルクデータローダーです。バルク処理に特化したプラグインベースのデータローダーで、大規模データセットのバルク転送を実施します。「データベース」「DWH」「NoSQL」「ファイル形式」「クラウドデータストア」などのデータ転送を強力にサポートします。
Apache ZooKeeper(アパッチズーキーパー)とは、分散環境運用サポートサービスを提供するコーディネーションエンジンです。各ノード(システム全体)を集中保守管理するための機能を提供します。「設定管理」「名前解決」「同期」「グループサービス」などの利用頻度の高いさまざまなサービスが用意されています。
Graphite(グラファイト)とは、高度にスケーラブルなエンタープライズ対応監視ツールで、リアルタイムグラフを作成できます。「Webサイト」「アプリケーション」「ビジネスサービス」「ネットワークサーバ」などのパフォーマンスを追跡し、時系列データの「保存」「取得」「共有」「視覚化」が可能です。
Zabbix(ザビックス)とは、オープンソースの統合監視ツールです。統合監視ツールとして必要な機能を網羅的に搭載しており、「サーバ」「ネットワーク」「アプリケーション」などを高度に集中監視し、「障害検知」「アラート通知」「パフォーマンス可視化」などを行えます。システム全体を1つのZabbixで監視できます。
Puppet(パペット)とは、オープンソースの構成管理ツールです。「パッケージインストール」「サーバ構成更新」「ユーザー追加」などインフラストラクチャの管理を自動化するツールを提供します。「Linux」「UNIX」「Windows」をサポートし、システムの自動管理エンジンとして一元化された仕様に基づいて管理タスクを実行します。
NUT(ナット)とは、電源デバイスを監視するために設計されたソフトウェアコンポーネントスイートです。「無停電電源装置」「配電ユニット」「ソーラーコントローラー」「サーバ電源ユニット」などの多くのブランドとモデルをサポートし、ネットワークプロトコルと標準化されたインターフェースを介して管理できます。
Graylog(グレイログ)とは、オープンソースのログ管理プラットフォームです。オープンスタンダードに基づいてさまざまなデータソースからデータを収集し、1つの中央ロケーションからデータ管理を行えます。セキュリティとコンプライアンスに関するニーズに対応できる包括的なログ管理ソリューションを構築できます。
Nagios(ナギオス)は統合監視フレームワークです。「サーバ」「ネットワーク」「リソース」「サービス」などの稼働状況を監視し異常時に通知を行います。Nagios本体は主に「プラグインのスケジューリング」「チェック結果保存」「チェック結果通知」「Webインターフェース提供」などを行い、実際の監視は各プラグインが実施する構造になっています。
Prometheus(プロメテウス)とは、システム監視および警告ツールキットです。柔軟なクエリとリアルタイムアラートを備えたHTTPプルモデルを使用して構築された時系列データベースにリアルタイムメトリックを記録します。時系列データに基づいたアクティブな「スクレイピング」「保存」「クエリ」「グラフ化」「アラート」を含む完全な監視および傾向分析機能を提供します。
Ansible(アンシブル)とは構成管理ツールです。多数の構築管理対象に対するアプリケーションとシステムの導入を容易にするシンプルなIT環境構築自動化プラットフォームです。「設定ファイルがシンプル」「使いやすい」「管理対象サーバへのエージェントソフトウェアインストール不要」など、最小限の手間で各種設定を自動化できる特徴があります。
Fluentd(フルエントディー)とは、データコレクタ(ログデータ収集管理ツール)として、ログデータを収集しJSONに変換して出力する機能を提供します。「入力機能」や「出力機能」などはモジュール化されており、プラグインモジュールを追加することで、さまざまなデータソースや出力先に対応できます。
Grafana(グラファナ)とは、オープンソースのデータ時系列分析用ダッシュボードツールです。インフラやアプリケーションなどのさまざまなデータソースにアクセスして各種メトリクス情報を収集し、時系列データとして可視化できます。リッチなグラフ描画によって一目見ただけでリアルタイムにステータスを把握できます。
OTRS(オーティーアールエス)とは、「ヘルプデスク機能」+「ITIL対応運用管理機能」を備えるオープンソースの高機能チケット管理ソリューションです。会社や団体や組織などが「顧客から受け取った個々の問い合わせやクレーム」や「それに関連する対応履歴や各種事象など」を「チケット」と呼ばれる単位でまとめて効率的に管理できます。
Logstash(ログスタッシュ)とは、Elastic社が提供するログ収集管理ツールです。サーバサイドデータ処理パイプラインとして、さまざまなデータソースからログを収集し、1つのサーバに集約する機能を提供します。多様なプラグインを使用して、どのようなタイプのイベント(ログ)にも対応できます。
Kubernetes(クーベルネイテス)とは、クラウドネイティブコンピューティング基盤のためのDockerコンテナ群管理フレームワークです。Dockerコンテナ群に対する各種管理機能を提供することで、アプリケーションコンテナを論理的な単位にグループ化し、管理性を向上させます。
FOG Project(フォグプロジェクト)とはオープンソースのコンピュータイメージングソリューションです。「OSイメージング(クローニング)機能」および「ネットワーク管理機能」を備えています。「Windows」「Mac OSX」「各種Linuxディストリビューション」などのデスクトップOSをサポートしています。
Juju(ジュジュ)とは、アプリケーションモデリングによるデプロイツールです。パブリック(プライベート)クラウドおよびローカルコンテナに対して効率的な展開/構成/拡張/操作を行えます。
Beats(ビーツ)とは、オープンソースデータ収集/転送プラットフォームです。Elastic社のプロダクト群で、サーバからあらゆる種類のオペレーショナルデータを収集して、Elasticsearch/Logstashなどに情報を転送します。
Xymon(シモン/サイモン)とは、ネットワーク監視ツールです。サーバ/アプリケーション/ネットワークなどについてグラフィカルインターフェースでの監視を行えます。
Apache Maven(アパッチ メイヴン)とは、Java用プロジェクト管理ツールです。不明瞭なソフトウェア開発プロジェクトをモデル化して、開発効率を高めます。
Draft(ドラフト)とは、「Docker」コンテナデプロイサポートツールです。Microsoftが提供しています。「Kubernetes」クラスタ上へのデプロイと継続的インテグレーション機能を提供します。
Consul(コンサル/コンスル)とは、クライアントサーバ型のクラスタ管理ツールです。同様ツール「Serf」よりも汎用的で、サービス検出(ヘルスチェック)用途などにも活用できます。
Packer(パッカー)とは、マシンイメージの自動生成/管理を行なうコマンドラインツールです。マシンイメージ作成に関するさまざまな問題を解決するためのサポートを行います。
Vagrant(ベイグラント)とは、仮想環境構築/共有ツールです。仮想化ツール(VirtualBoxなど)のフロントエンドラッパーとして機能し、数行のコマンドのみで簡単に仮想化環境を構築できます。
Itamae(イタマエ)とは、サーバ管理を自動化する構成管理ツールです。「Chef」ライクなRuby DSLで記述するツールで、必要最低限の機能のみを揃えており、非常にシンプルに使用できます。
CDIR Collector(シーディーアイアールコレクター)。セキュリティインシデント初動対応時の適切なデータ保全をサポートするツールです。調査対象端末汚染を最小限に抑えながら安全にデータを収集します。
Apache Ant(アパッチ アント)。ビルドツールです。複雑なコンパイル作業を自動化します。「XML記述」「Javaベースであるためプラットフォームに依存しない」などの特徴があります。
Pandora FMS(パンドラエフエムエス)。オープンソースの高機能統合監視ツールです。ネットワーク/コンピュータシステム/アプリケーション稼働状況などの監視を行います。
Hatohol(ハトホル)。システム全体を一元的に監視する統合運用管理ツールです。複数の運用管理ツール(Zabbix、Nagiosなど)のハブとして統合的に機能します。
OSS×Cloud ACCESS RANKING