【OSS】JavaScriptライブラリ「TensorFlow.js」解説---機械学習モデルの定義やトレーニングをブラウザで実行

【OSS】JavaScriptライブラリ「TensorFlow.js」解説---機械学習モデルの定義やトレーニングをブラウザで実行

OSS×クラウド最新TOPICS 2018年9月7日 11:06

【OSS】JavaScriptライブラリ「TensorFlow.js」解説---機械学習モデルの定義やトレーニングをブラウザで実行

オープンソースのJavaScriptライブラリ「TensorFlow.js」について解説。

「TensorFlow」とは

TensorFlowは、数値計算用のオープンソースソフトウェアライブラリ。

データフローグラフを使用するもので「グラフノードは数学的演算」「グラフエッジはそれらの間を流れる多次元データ配列(テンソル)」を表す。

→OSSxCloudNews →オープンソースのAI・人工知能/TensorFlowとは

「TensorFlow.js」とは

Tensorflow.jsは、JavaScriptと高度なレイヤAPIを使用して、ブラウザで、機械学習モデルについての「定義」「トレーニング」「実行」を行うオープンソースライブラリ。

このライブラリは、モデル定義のための高レベルレイヤAPIを提供する「WebGL」と、線形代数と自動差別化のための「低レベルAPI」を備えている。

「TensorFlow.js」の主な機能

①既存訓練モデルのインポート機能

訓練済みのTensorFlowモデルまたはKerasモデルがある場合、TensorFlow.jsフォーマットに変換して、ブラウザにロードできる。

②既存モデル転移学習(再訓練)機能

既存訓練済モデルを強化するために、転移学習を実行できる。

少量データのみを使用して、正確なモデルを素早く訓練するための1つのアプローチとして利用できる。

③ブラウザでのモデル作成機能

TensorFlow.jsをJavaScriptおよび高レベルのレイヤーAPIとともに使用して、ブラウザでモデルの定義や実行を行える。

「TensorFlow.js」のメリット

①WebGLを利用できる
②GPUアクセラレーションをサポート---コード処理速度が向上
③プライバシーを保護するアプリケーション構築---すべてのデータはクライアント上にとどまる
④モバイルデバイス対応---モデルでセンサーデータを利用できる

以上、下記URLからの要約
https://opensourceforu.com/2018/09/beginning-machine-learning-with-tensorflow-js/

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

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