【OSS】モバイルネイティブアプリケーション開発フレームワーク「NativeScript」解説---同一コードでAndroidとiOSに対応

【OSS】モバイルネイティブアプリケーション開発フレームワーク「NativeScript」解説---同一コードでAndroidとiOSに対応

OSS×クラウド最新TOPICS 2018年8月24日 11:03

【OSS】モバイルネイティブアプリケーション開発フレームワーク「NativeScript」解説---同一コードでAndroidとiOSに対応

JavaScriptを使用してネイティブアプリケーションを構築するためのオープンソースフレームワーク「NativeScript」について解説。

ネイティブテクノロジーの問題点

ネイティブテクノロジーを使用する場合、AndroidとiOSのユーザーをターゲットにするためには両方のプラットフォーム用アプリを開発する必要があるため、全く異なるスキルセットが必要となる。

Webアプリケーションをモバイルデバイスに移植するためのソリューションはあるが、多くのユーザーは、デバイスのエコシステムのネイティブなルック&フィールを好むため、ユーザーエクスペリエンスが低下する傾向がある。

さらに、Webアプリは、ネイティブアプリと比較するとパフォーマンスが低くなる課題もある。

解決策としての「NativeScript」

NativeScriptは、開発者が主としてJavaScriptでネイティブアプリを構築できるようにすることで、上記の問題に対する解決策の1つとなる。

NativeScriptを使用すると、開発者は、AndroidやiOSプラットフォーム用のアプリケーションを同じコードでビルドできる。JavaScriptの他に、「Angular」「Vue.js」「TypeScript」もサポートしている。

「Apache Cordova」と「NativeScript」比較

「Apache Cordova」では、WebView内で実行されるHTMLやJavaScriptでアプリケーションを記述できる。また、プラットフォーム固有のプラグインを記述して、デバイスのネイティブAPIにアクセスする必要がある。

一方、「NativeScript」を使用すると、プラットフォーム上でAPIサポートを提供するデバイス上でネイティブにJavaScriptコードを実行できる。

「NativeScript」のアーキテクチャ

多くの場合、NativeScriptランタイムは低レベルの複雑さの大部分を処理する。

NativeScriptランタイムは、JavaScriptコードとネイティブAPIの間のブリッジとして機能する。NativeScriptはリフレクションを使用して、実行中のプラットフォームのネイティブAPIのメタデータのリストを作成し、JavaScriptコードをネイティブと同等のものに直接トランザクションする。

NativeScriptがJavaScriptコマンドを実行するためにJavaScript仮想マシンを利用する。Androidでは「V8」を使用し、iOSでは「JavaScriptコア」を使用する。

以上、下記URLからの要約
https://opensourceforu.com/2018/08/build-amazing-ios-and-android-apps-with-nativescript/

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

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