WildFlyは最新のエンタープライズJava標準「Java EE 8」を実装しています。
ボイラープレートを排除し、技術的な負担を軽減する使いやすいフレームワークで豊富なエンタープライズ機能を提供することによって、開発者の生産性を向上させます。
開発チームは基本的な処理実装に時間をかける必要はなく、アプリケーションの中核的なビジネスロジックに集中できます。
Java EEを構成するフレームワークは詳細にテストされており、フレームワークのバグに悩まされる可能性は低いため、憂慮せずに開発できます。
Java標準に基づいてアプリケーションを構築すると、さまざまなベンダーのソリューション間で柔軟に移行できます。
既存のアプリケーションサーバからWildFlyに移行してJava標準に準拠することで、より安定してサービス連携を実施できます。
WildFlyのアーキテクチャは、必要に応じて機能を追加または削除できるプラガブルサブシステムに基づいています。
サブシステム機能はサブシステムブロックに配置された設定によって制御されます。
単純な設定ブロックを削除するだけでサブシステムを削除できます。
たとえば、サーブレットのみをサポートしたい場合は「Undertow」サブシステム以外のすべてのサブシステムを削除できます。
このアーキテクチャにより必要のない機能を削除できるため、アプリケーションサーバ動作に必要な全体的なディスクフットプリントとメモリオーバーヘッドを削減できます。
WildFlyの設定ファイルは、サブシステムごとに編成されており、一元化されたシンプルでユーザーフレンドリーな方法で設定できます。
サブシステム設定ファイルは、デフォルトでインテリジェントな設定になっていますが、ニーズに最も合うようにカスタマイズできます。
設定ファイルは、さまざまな方法で設定できます。
これらのオプションにより、ニーズに最も適したツールと言語を使用したカスタム自動化が可能になります。
・CLI
・Webベース管理コンソール
・ネイティブJava API
・HTTP/JSONベースのREST API
・JMXゲートウェイ など
WildFlyのブートプロセスは、不要な待機を排除するため高度に最適化されており、マルチコアプロセッサの能力を引き出すためのサービスが同時に開始されます。
優先度が低いサービスは起動指示があるまで動作しません。
このブートプロセス最適化の結果、WildFlyの起動時間は、以前のバージョンと比較して、10分の1に短縮されるケースもあります。
WildFlyには2つの動作モードがあります。
①従来型シングルJVM「スタンドアロンモード」
②マルチJVMオプション「ドメインモード」
ドメインモードでは任意の数のプロセスとホストで設定を同期できます。
すべてのシステムに中央制御ポイントであるドメインコントローラが追加されます。
個々のホストに直接ランタイムメトリックを問い合わせできます。特に大規模ドメインの場合は、ドメインコントローラがボトルネックになるのを防ぎます。
WildFlyは、他のソリューションとは異なり、ドメインモードは最小限のリソースを消費し、実行中のアプリケーションに影響を与えないように設計されています。
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