PowerShellは本格的スクリプト言語としての機能も備えています。
高度な文法を備えているため、コマンドレットを組み合わせて「一連の処理」や「複雑な処理」をスクリプトとして記述し、複雑で高度なスクリプトを作成できます。
RubyやPythonなどのモダンなスクリプト言語に近い感覚で処理を記述できます。
以前のコマンドプロンプトでは、コマンドを逐次実行する「バッチ」を利用していましたが、PowerShellではコマンドレットや内部コマンドを組み合わせたPowerShellスクリプトを使用できます。
PowerShellスクリプトにより「システム管理処理の自動化」をより容易に実現できます。
例えば、「Excel上のデータからActive Directoryのユーザーアカウントを自動的に作成する」などのような複雑な処理を比較的簡単に記述できます。
PowerShellスクリプトの構文は、.NET Frameworkをベースとしているため、プログラミング言語「C#」の構文と多くの類似点があります。
オブジェクトメンバに対してC#構文のような表記法を使用してアクセスします。
C#に精通しているユーザーにとっては、スムーズに導入しやすいメリットがあります。また、逆に、PowerShellを習得することで、C#のスタイルを理解しやすくなります。
PowerShellは.NETベースの例外処理メカニズムを提供します。
エラーの場合は、エラーに関する情報を含むオブジェクト(Exceptionオブジェクト)がスローされ、「try ... catch」コンストラクトによりキャッチされます。
例外をスローせずに、自動的に実行を再開するように構成することも可能です。
PowerShellは、スクリプト言語として、各種制御構文や機能を使用できます。
・変数定義---変数スコープ(global、script、local)
・関数定義---匿名メソッド
・分岐構文---if-then-else、switch
・ループ構文---while、do、for、foreach
・例外処理+クロージャ
・ラムダ式
・ハッシュテーブル
・配列スライシング など
「PowerShell」とは 概要 「PowerShell」は、クロスプラットフォームのタスク自動化ソリューション。 「Windows」「Linux」「macOS」上で動作する。 特徴
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