Pacemakerには、管理者がクラスタリソース間の関係(順序付けと位置の両方)を正確に表現できるようにする強力な依存関係モデルが付属しており、スクリプト化できる事実上すべてのものをPacemakerクラスタの一部として管理できます。
Pacemakerでは、シンプルな2ノード構成のクラスタシステムから、最大約32ノードの大規模クラスタまで、多彩なHAクラスタに適応でき、分散システムクラスタとリソースドリブンクラスタの両方をサポートしています。
アプリケーションが稼働しているマシンに関係なく、アプリケーションの起動/シャットダウンの順序付けをサポートしているため、3ノード構成(2アクティブ+1スタンバイ)で故障した場合には、1ノードのスタンバイサーバで縮退運転するようにも構成できます。
・Active/Passive構成
・N+I構成
・N-TO-N構成
・SPLIT SITE など
→ClusterLabs →Wiki →ClusterTypes
Pacemakerは複数のユーザーインターフェースをサポートしています。
crmshは、ClusterLabsプロジェクトの一部で、GNU/Linuxシステム上の高可用性クラスタ管理のためのコマンドラインインターフェースです。
crmshは、タブ補完機能とインラインドキュメントを備えた対話型シェルとしても、コマンドラインツールとしても機能します。ファイルからコマンドを実行するためにバッチモードで使用することもできます。
多彩な機能を提供することで、Pacemakerベースのクラスタの「構成」「管理」「トラブルシューティング」を簡素化します。
PCSはCorosyncとPacemakerの設定ツールです。
ユーザーはPacemakerベースクラスタについて簡単に「作成」「表示」「変更」できます。
LCMCは、高可用性クラスタについて「構成」「管理」「視覚化」できるGUIアプリケーションです。
「Pacemaker」「Corosync」「Heartbeat」「DRBD」「KVM」「XEN」「LVM」などをサポートしています。
→LCMC(Linux Cluster Management Console by Rasto Levrinc)
Hawk(HA Web Konsole)は、Pacemakerクラスタリソースマネージャによって管理される高可用性クラスタ用のWebインターフェースを提供しています。
「柔軟なREST API」と「クライアントフロントエンド」の両方の形で、HAクラスタへの完全な管理インターフェースの提供を目標としています。
■はじめに Linux-HA Japanをご覧の皆さんこんにちは。Linux-HA Japanの中の人、ひがしと申しますm(_ _)m 「動かして理解するPacemaker ~CRM設定編~ その2」ということで、前回の「その1」の続きです。 早速、前回記事に引き続き、CRM設定ファイルを解読していきましょう。   前回は、例の設定ファイルが制御している以下7項目のうち、上から2項目のから...
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