「MySQLコマンド」は、データベース作成/テーブル作成/レコード登録/レコード検索などの処理内容を「MySQLデータベース」に対して伝達するための手段です。
MySQLをインストールすると、「test」という空のデータベースがデフォルトで用意されます。この「test」データベースに接続します。
MySQLデータベースを起動後、コンソールで「mysql test」と打ち込むと、「test」データベースに接続されます。
接続成功のメッセージが表示され、プロンプトが「mysql>」となります。MySQLデータベースに対して、さまざまな処理命令(コマンド)を出せます。
コマンドを使う場合、コマンドの終了にはセミコロンが必要です。コマンドの途中で改行しても、セミコロンが入力されるまで、処理コマンド文が続いていると判断されます。
MySQLプロンプトでは、ヒストリ機能や補完機能を使用できます。
[↑]キーを押すと、以前に入力したコマンドが表示されます。
「sele」と入力して、[Tab]キーを押すと、「select」と補完されます。続けて、[Tab]キーを押すと、入力可能なコマンドやテーブル名が表示されます。
「mysql> quit」と入力すると、MySQLプロンプトが終了します。また、[Ctrl]+[D]でも終了します。
「MySQL サーバが起動中であるかを確認する」「コマンドラインから MySQL 接続時にポート番号を指定する」「SQL 問い合わせ結果をXML形式で表示する」「プロセスを強制的に停止する(mysqladmin)」などの逆引きリファレンスとして利用できます。
「MySQLのバージョン情報」を確認する手段としては、いろいろな方法があります。
1)mysqlコマンドで確認
『mysql --version』or『mysql -V』
2)mysqladminコマンドで確認
『mysqladmin version』
MySQL接続時に表示されるウェルカムメッセージの中に、バージョン情報が表示されます。
1)STATUSコマンドで確認
『STATUS』
2)version関数で確認
『SELECT VERSION()』
3)「SHOW VARIABLES」で確認
『SHOW VARIABLES LIKE 'version%'』
MySQLの誕生から現在までの、「主要なバージョンアップ」と「変遷」について紹介します。
・1995年05月:MySQL誕生
・1998年01月:最初のWindows版リリース
・2001年01月:Version 3.23 プロダクションリリース
・2003年03月:Version 4.0 プロダクションリリース---「union」搭載
・2004年10月:Version 4.1 プロダクションリリース---「R木」「B木」「サブクエリ」「prepared statements」搭載
・2005年10月:Version 5.0 プロダクションリリース---「cursors」「stored procedures」「triggers」「views」「XA transactions」搭載
・2008年02月:SunMicrosystemsが「MySQL AB」を買収
・2008年07月:SunMicrosystemsが「MySQL株式会社」(MySQL日本法人)を吸収合併
・2008年11月:Version 5.1 プロダクションリリース---「event scheduler」「partitioning」「plugin API」「row-based replication」「server log tables」搭載
・2010年06月:日本オラクル株式会社がSunMicrosystems株式会社を統合
・2010年12月:Version 5.5 プロダクションリリース---デフォルトストレージエンジンが「InnoDB」に変更、マルチコアCPUパフォーマンスUP
・2013年02月:Version 5.6 プロダクションリリース---「InnoDB」機能強化、「NoSQL」機能強化
・2015年10月:Version 5.7 プロダクションリリース
2022年09月28日(金)16:00~16:55 「ビッグデータ処理のデータベースとして MySQL HeatWave が最適な理由 〜AWS Aurora/Redshift、GCP BigQuery との性能&コスト比較〜」 と題したウェビナーが開催されました。 皆様のご参加、誠にありがとうございました。 当日の資料は以下から無料でご覧いただけます。 ご興味のある企業さま、ぜひご...
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