ドロー系ツールは、数値計算により図形を描画します。
たとえば、円を描く場合、
ペイント系ツールではピクセルの1つ1つのピクセルに色を設定して円を表現しますが、
ドロー系ツール(Inkscape)の場合は、円を描く計算式から円を表現します。円の計算式と一緒に「円の座標」「線の太さ」「線の色」などの付属情報も管理します。
ドロー系ツールの大きなメリットとして「画像拡大時に荒くならない」という点が挙げられます。ピクセル単位で表現するペイント系ツールで画像拡大を行うと画像が荒くなってしまいますが、ドロー系ツールでは、あくまで計算式で処理されるため、どれだけ拡大しても画像は荒くなりません。
ドロー系ツール「Inkscape」で描いたベクトル画像は拡大してもオリジナルサイズと同じクオリティーを保てるため、「Webサイトなどのロゴ作成」などに向いています。
データサイズ比較では、ドロー系ツールはペイント系ツールよりもデータサイズを小さくできます。
Inkscapeは、「インターフェースの一貫性と使いやすさ」「ユーザビリティ向上」を優先事項として開発されています。
・GNOMEヒューマンインターフェースガイドライン
・ユニバーサルキーボードアクセシビリティ
・便利なキャンバス編集機能
・フローティングダイアログボックス数の削減
・キーボードショートカット機能向上
・一般的操作用ワンキーショートカット(変換、ズーム、Zオーダーなど)
・ウィンドウ上部ツールバーコントロールに関連コントロールを常時表示 など
Inkscapeでは、各種機能(ボタン、コントロール、コマンド、キー)などについて、「キャンバスハンドルツールチップヒントメッセージ」や「ステータスバー動的ヒントメッセージ」が表示されます。
特定のオブジェクトについては、1つのツールで編集中に最大4つのヒントを表示できます。
ヒントは、使用されているツールと、編集中のオブジェクト/ノード/ハンドルのタイプ(テキスト、シェイプ、パス、ノードタイプなど)の2つのアイテムに基づいて更新されます。
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