「Firefox」の主な特徴

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「Firefox」の主な特徴

以下の特徴/機能はデスクトップ版Firefoxについて紹介しています。

一部の機能は、モバイル版Firefoxにも対応しています。

■Web標準準拠

Firefoxは、多くのWeb標準をサポートしており、Web標準適合性スコアでも非常に高いスコアをマークしています。

「独自機能を組み込むもののサポートされなくなる」などの心配が少なく、安心して利用できます。

準拠している主なWeb標準

・HTML
・XML
・XHTML
・SVG
・CSS
・JavaScript
・DOM
・MathML
・DTD
・XSLT
・XPath
・WASM
・WebVR など

■高速表示

Firefoxは、技術的問題から、ページ表示速度についてChromeに及ばない時代が長く続いていましたが、2017年にリリースされたバージョン(Firefox Quantum)で大幅な高速化を成し遂げ、Chromeに匹敵する(いくつかのテストでは上回る)表示速度を達成しました。

旧レンダリングエンジン「Gecko」

以前のバージョンでは、レンダリングエンジンとして「Gecko」が採用されていました。

Web標準技術の採用を主眼として、過去の多くのサイトページとの互換性のために非標準技術もサポートするエンジンでした。

しかし、ページ速度表示高速化については難しい面がありました。

並行処理型レンダリングエンジン「Servo」

Firefox Quantumで、レンダリングエンジン「Gecko」から、超高速パフォーマンスのために開発された強力な並行処理型レンダリングエンジン「Servo」に刷新されました。

ページの読み込み速度が大幅に高速化され、Firefox旧バージョンに対して2倍の高速化を実現しています。

→Mozilla →Firefox Quantum is super fast, while still conserving memory

きめの細かい並列処理

並行処理型レンダリングエンジン「Servo」により「きめの細かい並列処理」が可能となり、大きなタスクをより小さなタスクに分割することで、同じページの読み込みを別々のCPUコアで処理できるようになりました。

この並列処理により、Webページ上で表示される画像データを、画像ごとに別々のCPUコアに処理させるといったことが可能になりました。

これによりレイテンシを下げるだけではなく、純粋なページロード速度も向上し、CPUコア数が増えるほどページ読み込み速度が向上するという特徴もあります。

広告/スクリプトのブロック

HTMLレンダリングエンジンの高速化に加え、一部の広告やスクリプトをブロックすることで、ページ読み込み速度は最大で44%も高速になりました。

■省メモリ

以前のバージョンのFirefoxはメモリ使用量が多いという問題がありましたが、「Firefox Quantum」から省メモリを実現し、「Chromeより30%程度軽量」を実現しています。

■カスタマイズ用アドオン

Firefoxの大きな特徴として、カスタマイズの自在性があります。「拡張機能」「テーマ」「言語パック」など、非常に多くのアドオンが提供されており、これらのアドオンを利用して最適なカスタマイズを行えます。

→Firefox Add-ons

拡張機能

豊富な拡張機能でFirefoxを自由にカスタマイズできます。
・タブブラウズ機能強化
・マウスジェスチャー
・FTPクライアント
・フィードリーダー
・LastPass
・uBlock Origin
・Evernote など

テーマ

テーマギャラリーから好みのテーマをインストールすることにより、ブラウザの外観を変更できます。

また、独自テーマの作成も可能です。

言語パック

言語パックをインストールすることで、ユーザーインターフェースの言語を変更できます。

複数の言語パックを導入して、必要に応じて切り替えて使用することも可能です。

ツールバーカスタマイズ

よく使う機能をドラッグ&ドロップでツールバーに配置し並べ替えできます。

コンパクトなテーマを選択して、タブブラウズ用スペースを広くすることも可能です。

また、「タイトルバー表示」「メニューバー表示」「ブックマークバー表示」「UI密度の変更」などの設定も行えます。

検索プラグイン

検索エンジンの選択が可能で、「Google」「Yahoo!」「Amazon」などから選択でき、「OpenSearch形式のXMLフォーマットに対応した検索プラグイン」なども利用できます。

■セキュリティ

Firefoxは多くのセキュリティ機能を備えています。
・JavaScript制御機能
・SSL/TLS
・EV証明書
・TLSサポート機能
・証明書管理機能(ルート証明書表示) など

サンドボックスによるセキュリティモデル

Firefoxは「サンドボックスによるセキュリティモデル」を採用しており、Webサイトから読み込まれたデータやスクリプトについて同一生成元ポリシーに基づく制限を設けています。

ルート証明書警告

SSL/TLS通信において、信頼するルート証明書を用いて真正性を確認できた場合には、アドレスバーの背景色を変更することで、ユーザーが把握しやすくなっています。

フィッシング詐欺サイト警告機能

フィッシングの疑いのあるサイトにアクセスすると警告画面が表示され、偽装サイト/マルウェアサイトからの防護機能として動作します。

対象サイトのリストデータはGoogleが提供しているものを使用しており、このリストデータは定期的に更新されます。

■長期サポート版Firefox

Mozillaでは、Firefoxを一括導入する法人向けに、セキュリティ修正のみを長期継続する延長サポート版(ESR:Extended Support Release)Firefoxを提供しています。

こちらは、無料で利用できます。

ESR版Firefoxは、約1年に1回の間隔でメジャーバージョンアップが提供されます。

その間はマイナーアップデートとして、原則として6〜8週間ごとに、セキュリティ関連修正のみが提供されます。緊急セキュリティリリースについても提供されます。

→Mozilla →法人向け情報 Firefoxの延長サポート版 (ESR)

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