米国ベイエリアレポート ~シリコンバレーにおけるIT産業およびオープンソースムーブメント~ | 米国ベイエリアレポート(第3回)オープンソースソフトウェアの開発と財団運営

米国ベイエリアレポート(第3回)オープンソースソフトウェアの開発と財団運営

米国ベイエリアレポート ~シリコンバレーにおけるIT産業およびオープンソースムーブメント~

2014年11月16日
(株)オープンソース活用研究所 顧問 八塚 俊次郎

Google, Apple, Facebook等、IT業界を牽引するグローバルカンパニーが集積するシリコンバレー。それら先進企業においても、オープンソースソフトウェアの存在は不可欠なものとなっています。

ここではシリコンバレーにおけるIT、オープンソースの動向について、紹介させて頂きます。今回は、第三回目として、Apacheソフトウェア財団 (Apache Software Foundation) の共同設立者であり、Apacheインキュベーター (Apache Incubator)の初代代表、OSI (OpenSource Initiative) の名誉会員であると同時に、Apache Webサーバーを初めとするオープンソースソフトウェアの主要開発者でもあるジム・ジャギースキー (Jim Jagielski) さんに、オープンソースソフトウエアの開発とそれをサポートする財団運営について、お伺いした内容をご紹介いたします。

ジム・ジャギースキーさんのご紹介

ジム・ジャギースキーさん (Jim Jagielski)

(オープンソースソフトウェアに纏わる略歴をご紹介いただけますでしょうか。)

オープンソースソフトウェアとの関係は、ジョンズ・ホプキンス (Johns Hopkins)大学にて、Unixが稼働するPDP-11に触れてきたことから始まります。その時にはまだオープンソースであったり、フリーソフトウェアと言う表現は用いられていませんでしたが、ソースコードやパッチの共有がなされており、それは現在、皆さんが取り組まれていることと同様であり、また、その後のBSD ライセンスの登場により、そういった取り組みがより簡単に行うことができるようになりました。

それから80年代にアップル社 (Apple Inc.) からA/UX (Apple Unix) が販売され、当時の私はそれを愛用していました。私は、様々なインターネット関連ソフトウェアのA/UXへのポーティング (ソフトウェアの移植)であったり、FAQの対応に従事していました。そして、NCSA WebサーバーのA/UXへのポーティングが、私が最初にApacheに触れたきっかけとなります。1999年に私はApache ソフトウェア財団の設立に携わり、設立当初より、Apache ソフトウェア財団のエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント(EVP)、代表 (President)、幹事 (Chair) などを兼務しながら、ボードメンバーとして活動に参加しています。また、Outercurve財団やOSI といった機関におけるボードメンバーを担当しています。

(最近はどのようなことを中心に活動されているのでしょうか。)

最近の取り組みとしては、依然としてApacheのプログラミングに集中していますが、Webサーバーのみでなく、他のApacheプロジェクトに対しても同様に取り組んでいます。Apacheプロジェクトの他にも、多数のプロジェクトを担当しています (いくつかはGitHub上で開発を行っています)。また、Apache ソフトウェア財団、およびOutercurve財団のボードメンバーの活動に従事するとともに、オープンソース、コミュニティ、ライセンス等についてのカンファレンスでの発表を担当することもあります。そして、幸いにもRed Hatにおいて、彼らのオープンソースおよびその標準策定チームにも参画しています。

(NASAからオープンソース界へキャリアチェンジされた理由はなんでしょうか。)

二つのきっかけがありました。

一つ目は、当時、NASA Goddardでの、いわゆる純粋な"エンジニアリング"の仕事が契約社員へアウトソースされるようになり、NASA職員として"エンジニアリング"に触れる機会が減り、業務に対する物足りなさが積もってきたことが挙げられます。私はテクノロジストであり、それはとても重要なことでした。

二つ目は、期を同じくして、インターネットおよびWebがまさに広まろうとしており、私はそのときすでに、オープンソースと関連したA/UXにおける個人的取り組みが、世の中で評判を得ていたことから、"jaguNET"という名の元、Webホスティングサービスを提供する会社をサイドビジネスとして立ち上げました。そして、その活動をさらに大きく展開する上で、ベストタイミングであるように感じるようになり、以後、オープンソースにフルタイムで取り組むようになりました。

オープンソースソフトウェアの開発

Palmetto Open Source Conference (POSSCON) でのスピーチの様子

(開発にはいくつの開発言語を用いていますか。また、その中で最も好んで利用するものはどれで、それはなぜでしょうか。)

日常的にはC言語、Python、PHPおよびPerlを最も利用していますが、知ってはいるものの実際に利用していないものを含めるとさらに数は増えます。以前はRubyをよく用いていましたが、最近はPythonのライブラリが拡充されてきた、ということもあり、一つの汎用的な言語を使いまわすようになりました。また、システム管理のバックグラウンドがある人にとっては、Perlを利用することが多いでしょう。Webアプリケーションの開発においては、たいていPHPを用いており、Apache Webサーバーおよび、Apacheポータブルランタイムの開発にC言語を用いています。LuaやGoについても試していますが、実際の開発にはまだそれらを利用していません。Goに興味を持っているのは、Dockerでの利用のためです。

私は、今でもC言語が最もエレガントであり、便利な言語であると考えています。もし、あなたがC言語で開発を行うことができる場合、他の言語をマスターすることは簡単でしょう。また、それ以外にも、C言語はハードウェアの制御に用いられますし、開発者はハードウェアとソフトウェアの間の関係性を常に意識するべきだと考えています。

(ソフトウェア開発者は複数の言語を練習するべきだと思いますか。その場合、理由はなぜでしょう。)

複数の開発言語を利用することは、よりよいプログラマーとなる上で大切だと考えています。それぞれの開発言語には一長一短があり、異なる開発言語を利用することで、それぞれの問題の解決法に対して、異なる視点を持つことができるようになるためです。たとえば、C言語とJavaの双方を理解している場合、その内の一つの言語しか知らない人と比べたとき、よりよいアーキテクチャを設計し、実装出来ると思います。

(TIOBEの調査結果によると、C言語およびJavaの人気は徐々に下がっているようです。マシーンの演算能力が向上し、スクリプト型言語およびフロントエンド型言語の人気が高まっていますが、同時にTwitterは彼らのサービスをRubyからJavaへ換装した、というニュースもあります。若手技術者にはどういった開発言語を習うことを推奨しますか。)

私だったら、Pythonから始めるでしょうね。Pythonは分かりやすい開発言語であり、同時にとても強力な機能を持っています。そして、「Pythonならわかる」、と言う人は、それだけで仕事をえることもできるでしょう。多くのオープンソースのプロジェクトもまた、Pythonで開発されています。スクリプト型言語の人気が高まっていることについては私も認識していますが、上述の通り、C言語を知ることも、また、重要だと考えています。

(Wikipedia上の情報では、NCSA HTTPdの開発に従事された後、Apacheに移行されたと紹介されています。NCSA HTTPdからApache Webサーバーに移られたのは、何がきっかけだったのでしょうか。)

私のWebサイトおよび、サイドビジネスであるjaguNETにおいて、Webサーバーを必要としていたとき、まずはNCSA Webサーバーから着手しました。というのは、NCSA が"町にある唯一のゲーム"だったためです。そして、Netscapeがスタートした時には、全てのNCSA Webサーバーの開発は中断され、多くの人々が置き去りとされてしまいました。Apacheが開始されたのは、そういった背景からであり、Apacheは実はNCSA Webサーバのフォークにあたります。

(最近、nginxやNode.js といった、Apache Webサーバーに対する代替的なものが現れてきていました。Apache Webサーバーはこのまま利用され続けると思いますか、それとも次世代のものに引き継がれると思いますか。)

異なる開発言語が存在し、異なるアプリケーションに適したものがあるように、Webサーバーもツールであり、すべての利用にフィットするものは存在しないと思っています。そんな中、多くのWebサーバーはスレッドモード、もしくはイベント駆動モードで動作するのに対して、Apache httpdは、子プロセスによる制御が行われるものであり、最も理想に近い形にあると、私自身は考えています。よって、ApacheにはApacheに適したユースケース、nginxにはnginxに適したユースケース、それ以外にはそれ以外に適したユースケースがある、と思っています。人々が「Apacheは過去の遺物であり、処理が遅い、肥大化したソフトウェアである」、といったバランスを欠いた情報の流布がなされ、誤解を生んでいると思いますが、それは大きな問題だと思います。

オープンソース関連財団における取組

Apache ソフトウェア財団

(最近のApache ソフトウェア財団におけるホットトピックは何でしょうか。)

Apache ソフトウェア財団において、最も大きなホットトピックは、「成長」についてです。Apache傘下には、150を超えるトップレベルプロジェクトがあり、新しいプロジェクトが登場し続けています。完全ボランティアに支えられる財団において、それらを支えるのは楽ではありません。私達のインフラストラクチャーは、信じられないほどに複雑であり、巨大なものとなっていますが、同時にそれらを支える素晴らしいチームにより運営されています。

もう一つのホットトピックは、「成功の秘訣」を共有してほしい、というリクエストを継続的に受けており、それらのリクエストへの対応として、今後のオープンソースの支援活動について、現在、検討を進めています。

(Apache インキュベーターの初代代表として、どのようなことに取り組まれてきたのでしょうか。)

Apache インキュベーター設立の主な理由は、新たなプロジェクトに、いわゆる"Apache Way"を理解してもらうことです。"Apache Way"の実態は、この20年ほどの間で経験した、オープンで健全かつ実行可能な、オープンソースおよびコミュニティの実現のために得られた教訓です。Apacheソフトウェア財団がまだ小さかった頃は、この教訓をシェアすることは難しくはありませんでしたが、それらは明文化された文書が存在するわけではないので、組織が大きくなるにつれて、そのシェアが難しくなってきています。よって、インキュベータはこれらの知識をかき集め、文書化し、シェアする場所となっています。こういった取り組みが、新たなプロジェクトの成功をサポートすることにつながっています。

(私の理解では、オープンソースプロジェクトは2つの種類に分類できると考えています。一つはコミュニティベースの開発であり、もう一つが特定の会社からリリースされるものであり、Apacheプロジェクトは前者とみなせると考えており、双方にはそれぞれ一長一短があると思います。将来のオープンソースソフトウェアの開発はどのようになると思いますか。)

私の考えとしては、オープンソースの開発を支える本当のパワーおよびエネルギーは、個人レベルでプロジェクトに参画している、個々の開発者による考えやコンセプトに基づくものと捉えています。全てのオープンソース(およびフリーソフトウェア)の成功プロジェクトは、開発者の個人的な努力によって支えられている、という点で共通しています。開発コードにオープンソースライセンスを割り当てることで自動的にオープンソースプロジェクトとして成功するわけではありません。開発者およびユーザーサイドからなるコミュニティを形成する必要があります。そして、それはプログラミング以上の努力を必要とします。そこで、将来的なオープンソースソフトウェアの開発において、オープンソースコードを開発することは、人々が望み、人々を突き動かし、同時に楽しいことなんだ、ということを継続的に訴えかけていくことが求められていると考えています。

(将来のソフトウェア開発において、Apache ソフトウェア財団はどのような役割が期待されているとお考えですか。)

財団から多くのプロジェクトが生まれては、企業によってオープンソースプロジェクトが「管理」されるようになってきていることから、私はApache ソフトウェア財団としては、コミュニティおよび、個人の開発者の支援に集中することが重要になってくると考えています。Apache ソフトウェア財団は、オープンソースコードに纏わる共同作業において、人々、組織、企業に対して、中立的なスタンスをとっており、それはpay-to-play (対価を支払うことで、サービスを受ける)という形態のものではありません。すなわち、より大きなスポンサーが方向性を決める発言権をもっているわけではありませんし、企業活動の動機ではなく、コミュニティからのニーズ・要求に基づいて運営されています。

(Outercurve財団に従事するようになったきっかっけは何でしょうか。また、Microsoft社はオープンソースソフトウェアとうまく付き合っていけると思いますか。)

この数年の間、Microsoft社はオープンソースに対して、大きな変化を示しています。実際、オープンソース界から、非常に多くの戦略的雇用をもたらしています。私はMicrosoft社もようやく、オープンソースこそが、Microsoft社が今後も存在し続け、収益をあげられる場所であるということに気付いたのだと思っています。

また、Outercurve財団はMicrosoft社によって設立されたCodeplex財団を継承してはいますが、Microsoft社との提携関係はもはや切れている、というのが実態です。それは独立した財団であり、501(c)6 (中小企業のビジネスを支援する非営利組織) に認定されています。別の言い方をすれば、財団を設立しようとするオープンソースのプロジェクトは、US IRS (米国国税庁)による厳格な管理から、そのようにすることが求められており、オープンソースプロジェクトが、Outercurve財団の配下に入ることのメリットとしては、自動的に501(c)6 としての認定を受けられると言うことも挙げられます。また、Outercurve財団は、対象プロジェクトがオープンソースを扱うものである限り、そのプロジェクトのタイプ、ライセンスおよび統制については、特に制約を求めていない、ということも特筆すべき特徴として挙げられます。

最後に

(次のステップとしてはどのようなことを計画されていますか。)

そうですね。もっとコードを書いては、様々なカンファレンスやイベントでの発表の機会を持ちたいと考えています。コーディングを続けては、それをオープンソース化し、コミュニティ形成に尽力していきたいですね。今、やっていること自体が楽しくて、同時に世界を変えられるとしたら、そのやっていることを変える理由はないですよね。

(ソフトウェア技術者へのお薦めの本はありますか。)

以下の3冊が挙げられます。

(1) The Practice of Programming
http://www.amazon.com/Practice-Programming-Addison-Wesley-Professional-Computing/dp/020161586X

(2) Software Tools
http://www.amazon.com/Software-Tools-Brian-W-Kernighan/dp/020103669X

(3) The Unix Programming Environment
http://www.amazon.com/Programming-Environment-Prentice-Hall-Software-Series/dp/013937681X

最後の2冊はかなり古い本ですが、オープンソースおよびコラボレーションについての基本的なことが説明されています。私が保有しているこの3冊についてはかなり読み込んでおり、ページの角が折れ曲がっています (dog-eared)。

取材者後書き

ジム・ジャギースキーさんは現在、アメリカの東海岸エリアを拠点としてお忙しく活動されている中、今回の取材にご協力いただけました。Apache ソフトウェア財団で中心的に活動されてきたジム・ジャギースキーさんならではの、Apacheソフトウェア財団設立の経緯や、近年のMicrosoft社の動向など、非常に興味深いお話をお伺いすることができました。

担当業務において、エンジニアリング観点からの物足りなさから、NASAからのキャリアチェンジを決断され、また、今でもコーディングを楽しみ、新たな開発言語にも積極的に触れられている、この飽くなき探究心こそ、世界のトップコーダーという地位を確立された要素なのではないかと感じます。

今年に入ってから、Heartbleedや、Shellshockなど、オープンソースのセキュリティ問題が顕在化し、オープンソースソフトウェアの在り方が改めて注目されていますが、同時にそれらの運営の実態は個人の技術者の努力によって支えられている、ところが大きいとのこと、私自身もジム・ジャギースキーさんを見習って、貪欲に技術向上をめざし、オープンソース界への恩返しをしていきたいと思います。

関連サイト

All about Jim
http://www.jimjag.com/

Apache ソフトウェア財団 (Apache Software Foundation)
http://www.apache.org/

Apache インキュベーター (Apache Incubator)
http://incubator.apache.org/

Outercurve 財団 (Ourtercurve Foundation)
http://www.outercurve.org/

POSSCON
http://greatwideopen.org/


OSSNEWSに広告を掲載しませんか?

著者プロフィール

(株)オープンソース活用研究所 顧問 八塚 俊次郎

国産地球観測衛星の地上受信処理設備の開発の他、ITコンサルティングファームにて大規模ERP/CRM導入プロジェク トのPMOを中心として従事。現在、株式会社オープンソース活用研究所 顧問。シリコンバレー在住。

関連オープンソース

PhotoDemon(フォトデーモン)

  • その他

「PhotoDemon」(フォトデーモン)とは、オープンソースのWindows用ポータブルフォトエディタです。「プログレードの機能」「高性能」「最大限の使いやすさ」に重点を置いて開発されています。200を超えるプロフェッショナルグレードのツール類で、高度な画像処理を実施できます。

LibreSpeed(リブレスピード)

  • ネットワーク系ツール

「LibreSpeed」(リブレスピード)とは、自己ホスト型HTML5スピードテストツールです。JavaScriptで実装されており、「Flash」「Java」「Websocket」などは使用していません。Dockerイメージによる簡単セットアップにより、Webサイト最適化サポートツールとして利用できます。

fping(エフピン/エフピング)

  • ネットワーク系ツール

fping(エフピン/エフピング)とは、「ターゲットホストが応答しているか?」を判断する機能を提供するソフトウェアです。pingと同様にICMPエコー要求を使用する「強化版pingプログラム」として、「複数ホストへのping実行」「ターゲットリストファイル指定」などの機能を利用できます。

AVideo(エービデオ)

  • その他

AVideo(エービデオ)とは「ビデオ(オーディオ)プラットフォーム」です。「ビデオサイト作成機能」「ビデオオンデマンド機能」「ストリーミング機能」「エンコード機能」などにより、独自のAvideoプラットフォームから動画配信を実施できます。「広告(課金)機能」による収益化を目指すことも可能です。

YENMA(エンマ)

  • その他

YENMA(エンマ)とは、メール受信側でドメイン認証を検証するための「Milterプログラム」です。送信者のアドレスを認証し、結果を「Authentication-Results:」フィールドにラベル付けします。Milterをサポートする「Sendmail」や「Postfix」で利用できます。

Kaltura(カルトゥーラ)

  • その他

Kaltura(カルトゥーラ)とは、オープンソースの統合動画プラットフォームです。動画の「配信」「録画」「編集」「管理」「分析」などの機能を提供します。「ビデオ会議」「オンライントレーニング」「ブロードキャスト」「動画メールマーケティング」「ポッドキャスト」などのさまざまな用途で活用できます。

BigBlueButton(ビッグブルーボタン)

  • その他

BigBlueButton(ビッグブルーボタン)とは、オープンソースのWeb会議システムです。HTML5ベースのWebアプリケーションとして動作し「Web会議」や「オンライン教育」などの用途で利用できます。WebRTCを使用して高品質な「オーディオ機能」「ビデオ機能」「画面共有機能」を提供します。

ImageMagick(イメージマジック)

  • その他

ImageMagick(イメージマジック)は画像処理ライブラリです。コマンドラインツールやAPIライブラリとして利用します。非常に多くの画像フォーマットに対応し、豊富かつ高機能な画像処理機能を提供します。「スレッドによる高速処理」や「巨大サイズ画像処理サポート」などの特徴があります。

XMind(エックスマインド)

  • その他

XMind(エックスマインド)とは、マインドマッピングソフトウェアで、最先端の「ブレーンストーミング機能」や「マインドマッピング機能」の構築に貢献するオープンソースプロジェクトです。使いやすさと拡張性の両方に焦点を当てており、アイデアを生み出し、創造性を刺激するように設計されています。

Ax(アクス)

  • その他

Ax(アクス)とは、「適応実験」を理解・管理・展開・自動化するための汎用プラットフォームです。「機械学習実験」「A/Bテスト」「シミュレーション」などのさまざまな種類の実験最適化が可能で、探査戦略として「ベイジアン最適化」と「バンディット最適化」をサポートしています。

WinSCP(ウィンエスシーピー)

  • その他

WinSCP(ウィンエスシーピー)とは、Windows用FTPクライアントアプリケーションです。「FTPS」「SFTP」「SCP」「Amazon S3」に対応しており、セキュアなファイル送受信を行えます。「Amazon S3」プロトコルに対応しているためS3クライアントとしても利用できます。

SOGo(ソゴウ)

  • グループウェア

SOGoはグループウェアサーバとしてコラボレーションスイート機能を提供します。各種オープンソースソリューションを使用して「カレンダー」「アドレス帳」「メール」などをコミュニティで共有できます。「オープンスタンダード」「シンプル性」「スケーラビリティ」に重点が置かれています。

K-9 Mail(K-9メール)

  • その他

K-9 Mail(K-9メール)は、オープンソースのAndroid用電子メールクライアントです。大量のメールを簡単に読むことができるようにすることに焦点を当てて設計されています。「POP3」と「IMAP」の両方をサポートし、リアルタイム通知用「IMAP IDLE」もサポートしています。

Genius(ジーニアス)

  • 言語

Genius(ジーニアス)とは、オープンソースの数値計算環境およびプログラミング言語です。「BC」「Matlab」「Maple」「Mathematica」などのように利用できる汎用計算プログラムで、計算集約的なタスクではなく数学的実験を目的として開発されており、「研究用途」または「教育ツール」としても活用できます。

Bino(ビーノ)

  • その他

Bino(ビーノ)とは、「3Dビデオ」と「マルチディスプレイ出力」をサポートするビデオプレーヤーです。マルチプロジェクターセットアップなどに対応でき、「スクリプト機能」「高精度カラー入出力の自動サポート」「2台のカメラデバイスの同時使用」などの高度な機能も搭載しています。

LiVES(ライブズ)

  • その他

LiVES(ライブズ)とは、オープンソースのビデオエディタおよびVJツールです。「リアルタイムのビデオパフォーマンス」と「ノンリニア編集機能」を1つのアプリケーションに統合しており、プロのVJやビデオエディターに利用されています。「フォーマット」「フレームサイズ」「フレームレート」を気にすることなく、すぐにビデオの編集や作成を開始できます。

PuTTY(パティ)

  • その他

PuTTY(パティ)とは、リモートログオンターミナルクライアントソフトです。ネットワークプロトコル「SSH」「Telnet」「rlogin」に対応しており、人気が高く世界的に利用されているソフトウェアです。「リモートサーバへのファイル転送」「公開キー認証に対するユーザー制御」などの機能も提供します。

Maxima(マキシマ)

  • その他

Maximaは「Mathematica」や「Maple」のような商用システムに匹敵するコンピュータ代数システムです。Lispで実装されています。「正確な小数」「任意精度の整数」「可変精度の浮動小数点数」を使用して、高精度の数値結果を算出します。算出結果は二次元と三次元でデータをプロットできます。

OpenCV(オープンシーブイ)

  • その他

OpenCV(オープンシーブイ)とは、オープンソースのコンピュータビジョンおよび機械学習ソフトウェアライブラリです。コンピュータビジョンアプリケーションに共通のインフラストラクチャを提供します。商用製品でのマシン認識の使用を促進するために構築されており、特に、リアルタイムアプリケーションに焦点を当てて高度に最適化されています。

Cygwin(シグウィン)

  • その他

Cygwin(シグウィン)とは、Windows上で疑似的なUNIX系OS実行環境を構築するためのソフトウェアパッケージです。Windows上で動くアプリケーションウィンドウ内にUNIX(Linux)環境を再現でき、ユーザーは多くの標準UNIXユーティリティを使用できます。

Marble(マーブル)

  • その他

Marble(マーブル)とは、オープンソースの仮想地球儀アプリケーションです。「マップや検索場所を自由に移動」「住所を調べる」「地図作成」「距離測定」「話題の場所に関する詳細情報を取得」などさまざまな機能を提供します。地球上だけではなく、他の惑星を参照できるデータも用意されています。

nano(ナノ)

  • その他

nano(GNU nano)(ナノ)とは、UNIX/Linuxを中心としたシステムで利用できるテキストエディタです。「vim」や「Emacs」のように複雑なコマンドを習得する必要はなく、CUIを用いて直感的に利用できる点が最大の特徴です。

VLC media player(ブイエルシーメディアプレーヤー)

  • その他

VLC media playerは、マルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤーです。非常に多くのメディアファイル用コーデックを内蔵しているため、多様なメディアファイルの再生が可能です。「シンプル」「高速」「パワフル」「高機能」「多機能」を特徴としています。

Curl(カール)

  • その他

Curl(カール)とは、URLを使用してデータ転送するためのコマンドラインツールです。ライブラリ「libCurl」をベースとして動作します。多くのプロトコルに対応して、さまざまなソフトウェアのデータ転送バックボーンとして利用されています。

Tor Browser(トーアブラウザ)

  • その他

Tor Browser(トーアブラウザ)とは、ユーザーのプライバシーと匿名性を保護できるブラウザで、Firefoxをベースとして開発されています。Torネットワーク技術を使用することで「追跡」「監視」「検閲」を回避しながらサイトを閲覧でき、ユーザーのプライバシーを保護します。

Adblock Plus(アドブロックプラス)

  • その他

Adblock Plus(アドブロックプラス)とは、広告ブロック機能を提供するWebブラウザ用拡張機能です。「コンテンツフィルタリング機能」や「広告ブロック機能」によって快適にブラウザを利用できます。

FileZilla(ファイルジラ)

  • その他

FileZilla(ファイルジラ)とは、クロスプラットフォームのFTPクライアントです。「並列高速転送」「FTP/FTPS/SFTP対応」「使いやすいGUI」などの特徴があります。サーバ間のタブブラウズも可能で、複数のサーバに対して同時にファイルを転送できます。

Inkscape(インクスケープ)

  • その他

Inkscape(インクスケープ)とは、ベクトル形式の画像を作成できる多機能なドローソフト(ベクターグラフィックスエディタ)です。オープンフォーマット「SVG」をネイティブサポートしており、商用ツールに匹敵する機能と拡張性を備えています。

Wireshark(ワイヤーシャーク)

  • ネットワーク系ツール

Wireshark(ワイヤーシャーク)とは、ネットワークプロトコルアナライザ(パケット取得/プロトコル解析ツール)です。多くのプロトコルに対応し、ネットワーク上を流れるパケット情報をリアルタイムで調査できます。世界で最も広く普及しているため、ネットワーク解析を行うための定番ツールとなっています。

FreeCAD(フリーキャド)

  • その他

FreeCAD(フリーキャド)とは、オープンソースのパラメトリック3Dモデラーです。「製品設計」「機械工学」「建築工学」など幅広い用途で利用でき、あらゆるサイズの実物体をデザインできます。

Blender(ブレンダー)

  • その他

Blender(ブレンダー)とは、3DCGアニメーション作成用グラフィックアプリケーションスイートです。「3Dモデル作成」「レンダリング」「アニメーション」など非常に多数の機能を搭載しています。

GIMP(ギンプ/ジンプ)

  • その他

GIMP(ギンプ/ジンプ)とは、高機能な画像編集ツール(イメージエディタ)です。無償のオープンソースソフトウェアでありながら、有料グラフィック編集ソフトウェアに匹敵するレベルの機能を備えています。

Thunderbird(サンダーバード)

  • その他

Thunderbird(サンダーバード)とは、Mozilla Foundationが主となり開発を進めているオープンソースの高機能メールクライアントソフトウェアです。

SoX(ソックス)

  • その他

SoX(ソックス)とは、サウンドプロセッシングプログラムです。さまざまな形式のオーディオファイルを他の形式に変換できます。

RLogin(アールログイン)

  • その他

RLogin(アールログイン)とは、豊富な機能を備えたWindows用ターミナルソフトです。

Firefox(ファイアフォックス)

  • その他

Firefox(ファイアフォックス)とは、オープンソースのWebブラウザです。「ページ高速表示」「Web標準準拠」「カスタマイズ性」「プライバシー保護」などを特徴としています。

DVD Flick(DVDフリック)

  • その他

DVD Flick(DVDフリック)とは、シンプル操作で強力な機能を利用できるDVDオーサリングツールです。

GNU Wget(グニューダブルゲット)

  • その他

GNU Wget(グニューダブルゲット)とは、ファイル取得用ネットワークユーティリティです。Webページ再帰的検索機能によるWebサイトミラーリングを行えます。

Audacity(オーダシティ)

  • その他

Audacity(オーダシティ)とは、デジタルオーディオエディタおよびレコーディングアプリケーションです。

Kodi(コディ)

  • その他

Kodi(コディ)とは、メディアプレイヤーアプリケーションで、テレビとリモコンに対応するデジタルメディア向けエンターテインメントハブとして機能します。

Spectrum(スペクトラム)

  • その他

Spectrum(スペクトラム)とは、オンラインコミュニティプラットフォームです。

GNU Emacs(グヌーイーマックス)

  • その他

GNU Emacs(グヌーイーマックス)とは、拡張性/カスタマイズ性に優れた高機能なテキストエディタです。

Signal(シグナル)

  • その他

Signal(シグナル)とは、暗号化を特徴とするメッセージングアプリケーションです。

Wine(ワイン)

  • その他

Wine(ワイン)とは、UNIX系OS(Linux/macOS/BSDなど)でWindowsアプリケーションを実行できる互換レイヤです。

FFmpeg(エフエフエムペグ)

  • その他

FFmpeg(エフエフエムペグ)とは、クロスプラットフォームのマルチメディアフレームワークで、ビデオ(オーディオ)ファイルに関する録音/変換/ストリーミング機能を提供します。

MusE(ミューズ)

  • その他

MusE(ミューズ)とは、録音および編集機能を備えたMIDI/オーディオシーケンサーです。オーディオとMIDIの両方をサポートするデジタルオーディオワークステーション機能を提供します。

tcpdump(ティーシーピーダンプ)

  • ネットワーク系ツール

tcpdump(ティーシーピーダンプ)とは、ネットワークトラフィックをキャプチャするためのパケットアナライザです。

FFFTP(エフエフエフティーピー)

  • その他

FFFTP(エフエフエフティーピー)とは、日本製のWindows用FTPクライアントです。

SpiderMonkey(スパイダーモンキー)

  • その他

SpiderMonkey(スパイダーモンキー)とは、JavaScriptエンジンです。Mozilla Foundationが開発しており、Firefoxなどで利用されています。

OpenToonz(オープントゥーンズ)

  • その他

OpenToonz(オープントゥーンズ)とは、2Dアニメーション制作ソフトウェアです。DWANGOによって開発されているもので、プロユースとしてスタジオジブリ作品などで利用されています。

Krita(クリタ)

  • その他

Krita(クリタ)とは、オープンソースのペイントツールです。趣味ユースからプロユースまで使える本格的な機能を搭載しています。

Sylpheed(シルフィード)

  • その他

Sylpheed(シルフィード)とは、日本製メールソフトです。「シンプル」「軽量」「高機能」「使いやすさ」などを特徴としています。

PeaZip(ピージップ)

  • その他

PeaZip(ピージップ)とは、オープンソース技術に基づいたグラフィカルユーザーインタフェースのファイルアーカイバユーティリティです。

Brave(ブレイブ)

  • その他

Brave(ブレイブ)とは、オープンソースのWebブラウザです。広告(トラッカー)ブロック機能を標準搭載し、「高速ブラウズ」「プライバシー保護」を特徴としています。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

人材不足を克服しビジネスを拡大させた、住宅メーカーの事例 ~ベトナム人材の活用(オフショア開発/採用支援/現地法人設立)~

暗号通貨 NEM 共同創業者が仕掛ける、スマートコントラクト基盤「TomoChain」とは?

運用確認用テストセミナー

  • オープソース書籍(サイド)

facebook

twitter